□ 山桜桃 □ H⇒P

 屋号も好みなら味も好み。
 関西にも姉妹店があるようだ。




 北海道に行った折右も左も判らないので案内を頼んだ相手は、札幌ラーメンにこだわっていると言うので、旨いラーメン屋に連れて行って欲しいと頼んだら、いくつかの好みを聞かれた後この店に連れて行かれた。ラーメンはトンコツと決めている僕にとって、札幌だろうが熊本だろうが旨いトンコツなら何処でも良い訳だが、何故か札幌じゃなければ駄目だそうだ。
 連れて行かれた店は昼前から結構な客の入りで、席に通され注文を待つ頃には入り口に客が並びだし、店の人気を物語っていた。内装は普通の小奇麗なラーメン屋と言った具合で、テレビで紹介されるようなこだわりラーメン屋の気難しい店主も居なければ飲み物もきちんと出してくれるし、気楽に食べに行けそうな店と言った印象を受けた。
 運ばれて来たラーメンドンブリにしては些か小ぶりで上品なドンブリには、暖かな湯気の向こうにプルプルと蕩けるチャーシューと白い油膜を張ったスープと其のスープを泳ぐ麺。たんぽぽじゃないがラーメンは時間が勝負と言う事で早速食べ始めると、当然のように麺はツルツルシコシコでチャーシューはトロトロ。熱いスープをフゥフゥ言いながら一口啜ると口いっぱいに広がる旨みがたまらない、やめられない、とまらない。一気に食べ終わってみればドンブリの見かけによらず満腹。
 因みにこの店『山桜桃』と書いて『ゆすら』と読むって、店に行くまで気付かなかったんだけれどね。